【突撃!船場なんでも体験弾】街なかでそば打ち体験!?「そば専科 植田塾」
2021/12/10
どうもKです。
始まりました新企画「突撃!船場なんでも体験弾」!
この企画は「何か趣味を始めたい、仕事から解放されてストレス発散したい」なんて思いがある人に、船場にあるダンス、ものづくり、ジム、ヨガ、英会話、料理教室などなどを紹介します。
実際に私たちが体験することで、「教室やスタジオがあるのは知っていたが、どんなところかわからない」という不安を払拭できればと思っています。
会社帰りに、買い物ついでに、気軽に新しいことを学んだり、体を動かして楽しみましょう!
そして記念すべき第一回目は……。
「そば打ち体験」!!
そば打ちといえば田舎のイメージがありますが、ここ船場でも体験できるんですね〜。
それがこちら、「そば専科 植田塾」さんです。
植田塾さんと言えば、月火水金曜の11:00〜12:40(売切れ次第終了)に店主が打った3種のそば粉を配合した手打ち麺が味わえるので、知っている方もいるかもしれません。
写真の「手打ちそば教室」の看板を目印に訪れましょう。
そして今回、そば打ちを体験してくれるのが……。
絹野志朋(しほ)さん!
料理は和食が得意で、現在一人暮らしですが、実家が恋しくなるとお母さんに電話しながら料理を作るそう。
そば打ちは初めてとのことですが、期待が持てます!
植田塾さんのそば打ち体験コースは、2,500円。体験希望日は自由に選べるので、HPもしくは電話で問い合わせを。
持ち物はエプロン、三角巾orバンダナ(帽子でもOK)、ハンドタオル2枚、タッパ(そばを入れるため)。
階段をのぼり扉を開けると、道場内はすでに体験の準備がなされていました。
そば職人というと、昔気質な寡黙で厳しく、海原●山のような人をイメージしてしまいますが、絹野さんのようなイマドキ女子が耐えられるのでしょうか……。
ドキドキしながら受付をすませ、先生を紹介してもらいます。
こちらが植田塾 塾長の植田 隆さん。
ムムッ。。やはりイメージ通り、ちょっと怖そうな雰囲気。
「は……初めてなのですが、うまくできそうでしょうか?」と絹野さん。
「私たちが丁寧に教えるので、初めてでも、大きなサメ!! にできます」
!?
私たちがとまどっていると、「大きなサメ=ジョーズですやん(笑)」と塾長。
……どうやら植田塾の先生たちはとてもアットホームな人たちなので、初心者でも安心して体験できそうですね。
名誉のために植田塾長のことを紹介しておきますと、塾長はそば製粉会社、手打ちそば教室で主任講師を務め、講習生は延べ8,000人を超えたそうです。この指導経験とそば粉の知識を生かし、そばの魅力を伝えるために「そば専科 植田塾」をオープンしました。
プロが習いにくることもある、そば界のレジェンドなんです。
道場内には門下生の名札もあり、この称号を取るとそば界から一目置かれるという「関西名人」をはじめ、塾長に師事しそば店開業まで行き着いた方たちなどがズラリ。
これだけでも塾長のすごさが伝わってきますね。
今回そば打ち体験を教えてくれるのは、植田塾長(右)と、植田塾のスタッフでもある師範代の佐山昭太郎さん(左)。
ほか受講生の方たちもそろったので、いよいよそば打ち体験がスタート!
まずは塾長が受講生の前で見本打ち。
得意のエッジの効いたギャグをふんだんに盛り込みながら、丁寧な説明付きで打っていってくれます。
まさに職人芸です。
塾長によると、「初めての方が完璧にそばを打てることはありません。スポーツや楽器と同じで、何度も何度も挑戦することでうまくなっていくので、きれいに仕上げようと思う必要はないよ。今日はそば打ちの手順だけでも覚えて帰ってね」とのこと。
見本打ちを見終わったら、実際にそば打ちにチャレンジ!
最初にしてもっとも重要な作業「水回し」。そば粉に水を加え、粉の一粒一粒に水を均一に入れ込む作業です。
そば粉に満遍なく水が回ると粉がだんだん大きくなり、自然とまとまってきます。
粉の固さは、「22歳の女性の耳たぶぐらいの固さ(塾長談)」が理想的だそうです。なぜ知っているんだ塾長!!
佐山さんにチェックしてもらい、絹野さんも次の工程へ。
次は「くくり、こね」という作業。大きくなった粉を縦長のオムライス状にまとめ、手のひらに体重をかけ、しっかりと練り込んでいきます。
写真のように、生地にツヤが出るまで練ればOK。
生地を中央に折りたたむように練っていく「菊練り」。
生地を押し転がし、花びらのような模様が付くのでこの名前が付いたそう。
難しい作業なので、佐山さんに手伝ってもらいながら絹野さんもがんばります。
ちなみに塾長が練った「菊練り」がこちら。
さすが塾長!!
写真では伝わりませんが、塾長のギャグが道場内にちょこちょこ響き渡っているので、受講生たちの笑顔も絶えません。
菊練りし、玉状になった生地をこね鉢のフチを利用しながら転がし、空気を抜く「へそ出し」。
空気が抜けたら、グッと抑えて鏡餅状にします。
「へそ出し」が終わったら、こね鉢を片付け、「地延(じの)し」という作業へ。手のひらを使って体重をかけ、直径30cmほどのキレイな円形になるよう生地全体を延ばしていきます。
この作業の際、生地と台がくっついてしまうのを防ぐため打ち粉をかけるのですが、「これはセミの鳴き声。クッツキボーシ、クッツキボーシ!」と塾長渾身のギャグも炸裂していました。
次は綿棒が登場。「これそば屋さんで見たことある〜」と絹野さんも大よろこび。
綿棒を細かいピッチで押しては引き、約45cmの長さに生地を延ばす「丸出し」。
腕を伸ばしながら体重をかけて伸ばすのがポイントなんだそう。
丸く延ばした生地を四角にする作業「四つ出し」。
生地を綿棒に巻きつけてコロコロと転がしたら、生地の向きを変えてまたコロコロと転がす。
そうすると四角くなるはずなのですが……。
あれま。
方向によって力の入れ方が違ったため、いびつな四角形に。
塾長も「四角にならなきゃ、しっかく!」と檄を飛ばします。
見かねた佐山さんが助けに来てくれました。
もう一度見本を見せてもらって絹野さんも再チャレンジ!
この写真、佐山さんが鬼教官のような姿で写っていますが、「そうそうそう〜、上手よ〜」とめちゃくちゃ優しく見守っていてくれています。
なんとか四角くできたので、次は生地の厚みを均一にする「本延し」。
直径60cm×60cmになるように延ばしていきますが、「えっ? ホンマに初めて??」と天使のような佐山さんが思わず疑ってしまうほどうまくできた絹野さん。
生地がくっつかないよう打ち粉をまぶし、3つ折りにする「たたみ」。
ここまでくれば、あとは生地を切るだけ!
絹野さんがサウスポーということもあり、「切り」の作業は塾長がじきじきに指導!
こま板(生地の上の手で抑えている板)と包丁を密着させて切っていくのが、まっすぐ切れるコツ。
太さはマッチの軸1本分ぐらいが理想とのこと。
全部切ったら完成!
この体験コースでは、約5人前が手作りでき、持って帰れます。
植田塾のランチと同じ厳選したそば粉を使っているの、味も間違いなし!
何より自分で作ったそばは格別ですよね。
帰りには「おいしいそばのゆで方」の説明書ももらえるので、自宅でおいしいそばをいただきましょう。
今回は1回だけの体験コースでしたが、植田塾では基本的な打ち方を学ぶ基礎コース¥24,000(6回)、さらにうまくなりたい人の技術コース¥30,000(6回)などもあります。
どのコースもすぐに満席になるほどの人気で、女性の受講者も多いとのこと。
気になった方は、HPもしくは電話で問い合わせを!
最後に「そば専科 植田塾」のみなさま、ありがとうございました!!
【店名】そば専科 植田塾
【電話】06-6245-7720
【住所】大阪市中央区南久宝寺3-2-11 スワン大阪第3ビル2F
【ランチ営業時間】11:00〜13:00※体験は異なる
【定休日】木、土日祝※体験は異なる
【アクセス】大阪メトロ本町駅から徒歩4分、堺筋本町駅から徒歩5分
【公式】
http://www.uedajuku.com/
【食べログ】
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27041933/