【せんいち〇〇探偵社 第2回】過去の自分が暴かれる!?「船場で一番謎なカフェ」
2022/01/07
こんにちは、船場ランチ編集部員のめいです。
みなさま、船場ランチを本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さあ、新年一発目のウェブ連載はこちら。
「船場で一番を追え!せんいち○○探偵社」第2回です。
「せんいちまるまるたんていしゃ」と読んでくださいね。
今回も、しほ探偵が船場で一番〇〇なものを調査します。
第1回はこちら
さて、本日のお題は、「船場で一番謎めいたカフェ」。
「カフェ・ローデストン」にやってきました。
図らずも、ロンドン・ベイカーストリートを思わせるカットが撮影できましたね。
カフェに謎も何もないだろと思うかもしれませんが、この看板、気になりませんか?
書かれている言葉は、「予約のお客様のみ」。初めて見た時は、団体予約でもあるのかしら、カフェで珍しいなと思ったのですが、なんとこの看板、毎日店の前に出されているのです。
一服を求めて来る日も来る日も通えど、一向に入れる様子がない。ということで、調査に乗り出したというわけです。
看板にのっとり、予約をしていざ入店!
英国風喫茶というだけあって、素敵な調度品が置かれたおしゃれなお店です。
出迎えてくれたのは、オーナーの浅野さちよさん。お客さんからは「ママ」と呼ばれて親しまれています。
実はここ、このママが前世鑑定をしてくれるカフェ。
「松本家の休日」などメディア出演もしていて、遠方からもお客さんがやってくるんだそう。
以前はカフェ営業をしながら前世鑑定を行っていましたが、新型コロナウイルスの影響で、現在は前世鑑定のみを完全予約制でしています。
「今は紅茶とコーヒーしか出していないので、飲めない人は水だけでも大丈夫」とママ。
早速謎が解けてしまいましたが、しほ探偵も前世を見てもらいましょう。
1世代を見てもらうのは¥1,000、3世代だと¥3,000という明朗会計です。
この紙にお名前を書いてください。初めての方は、3世代見ることをおすすめしています。魂の本質が出て、今の自分がよくわかってくるんです。
3世代でお願いします!実は私も数秘術の資格を持っていて、占いをするのが好きなので楽しみです。
なんと、しほ探偵には占い師の一面が。以前、占いに行った時に興味を持って、数秘術をマスターしてしまったんだとか。
しほ探偵が名前とふりがなを書いた紙を手にすると、いきなり席を立つママ。
まずは前世についてお話ししますね。前世というのは、魂の記憶。目に見えないし科学的な根拠はなく、100%わたしの感性です。魂は光の集合体で、わたしたちが体験したすべての情報を持っています。
赤ちゃんはお母さんのおなかの中で、4~5か月過ぎたころに魂が宿ります。魂が宿るのは、遠い昔に家族だった人のところ。
前世は国も性別も超えますが、人は人であって、人が人以外に生まれ変わったりはしません。
ママ、朗らかにめちゃくちゃ話してくれます。
しません。人は、生まれてから20歳までに大きく3回成長する時があります。3歳、女性は生理の始まる12~13歳、20歳前後。急激に成長して自我が強く出てきますが、それが前世の記憶なんです。同じ環境で育つ兄弟でも大きくなると全然違う性格になるのは、持って生まれた前世の形が出てくるから。
わたしが見えるのは前世のみだし、見てくださいと言われないと見えないの。本人の許可をもらって初めて、ふわふわふわとビジョンが出てきます。ビジョンから国と年代がふっとわき出てきます。
ママの鑑定方法にも興味が隠しきれないしほ探偵ですが、彼女の前世を見ていきましょう。
しほさんの1つ前は、ベルギーで男性、細工職人。一人で物作りをしているから、一人の時間が好きだと思います。それから、見えない世界にとても興味があるはず。2世代前は、ポルトガルで宣教師をしていたから。3世代前は、モロッコで香料屋の奥さんです。香りにとても興味があるんだと思う。
男性が2世代あるから、男の人への理想が高いはず。女性は物事を感性としてとらえるので、特に女性には、前世は結婚に関して影響します。
確かに、一人の時間がないと苦しくなるし、人の印象は、香りで受けることが多いです。結婚に関しても、思い当たる節があります。
それから、万物は水・金・土・木・火の5要素で構成されていると考える「陰陽五行説」では、しほさんは金です。他と混ざって一切変化をしない。白か黒か、ゼロか百のはっきりした人。人に合わせず、目標を立てて、それに向かって頑張るのが特徴です。
聞いてくれても、そうだったのかって思うだけでもいいです。受け取り方は人それぞれ。
ちなみに、国の横に書かれている「82年前」などは、その生涯でもっとも充実していた時なんだそう。
前世のビジョンというのは、名前も生年月日も関係なく、本当にふわっと出てくるんですか?
本来は名前もいらないけど、お話しにくいから聞いているだけなんです。その人を見ているとビジョンが浮かび上がってくるの。
その力は、ずっとあるんですか?
50歳を超えてから、ある日突然わかるようになりました。40代後半にこのお店を開いて2~3年後、お店が一番しんどい時に、お客様と話している時にちらっと見えて。最初は何かわからず気持ち悪かった。それが2~3か月続いて、ある時、はっきり見えた。
ママのように急に力に目覚める人で、前世だけに特化するのは珍しいそう。
今まで見ていたのは前世だったのかと思って、亡くなった夫とどんな縁があったのか、なんで今ここにいるのか知りたいと切望した。それで胸が熱くなって、自分の前世が見えました。それが始まり。それを友達に話すとおもしろいって言ってもらえて、友達から友達に広まって、もう20年ぐらいここでしゃべっています。
3世代よりもっと前を知りたいと言ったら、見てもらえるんですか?最大で、何世代前まで見たことがありますか?
2000年前ぐらいまでならわかります。今に影響してくるのは700〜1000年前ぐらい、7から8世代前ぐらいですね。人は亡くなってから20〜30年で生まれ変わります。
今までで一番たくさん見たのは、22代前まで。東京の人で、何回にも分けて少しずつ見ていきました。
続きを見てもらうには、前世を書いてもらった紙を持参することが大事だそう。一度見た前世はすごく薄くなるため、次回も同じ結果が出るか確証できないんだとか。「半分ぐらいは前回と同じものが見えるんだけど」とママ。
ビジョンっていうのは、どんな風に見えるんですか?前世で生きていた国は、今に何か影響するんですか?
生まれて亡くなるまでの映像ではなく、写真のようなワンショットが見えます。
アメリカやイギリスが前世だと、英語を聞いているとなんとなくわかるという人がいますね。1つ前の前世と同じことをしている人も半数ぐらいいるんですよ。
います。前世が見えないのは、人生が初めての人。でもそもそも、そういう人は前世に興味がないから、あんまり来ないですね。以前、息子を育てにくいというお母さんが、前世が参考になるかもと相談に来たんです。すると、息子さんは前世がなくて、息子さんとのつながりがなかった。
わからないけど、地球外だったんじゃない?たぶんこの力は地球限定、しかも許可制なんです(笑)。
数えたことはないけど、ほぼ毎日前世を見てもらいたいお客さんが来ますね。オープンした時はケーキやサンドイッチがメインの英国風カフェで、女性にゆっくりおしゃべりしてもらうことがコンセプト。前世鑑定もお友達メインだったから、お金もとっていなかったし、紙にも書いていなかったんです。それがだんだん増えてきつくなったので、1枚の紙に1世代、それで¥1,000とわかりやすくしました。
まったくの自己流だけど、たくさんの人が来てくれて、いろいろ教えてもらってスキルが上がりました。五行も最初はなくて、霊の見える人に「そこまで見えるなら本質もわかるよ」とアドバイスをもらって、3世代ぐらい見るとふっとわかるようになったの。
常連さんも多そうですね。ちなみに、オンラインでも前世を見てもらえるんですか?
相性鑑定(1組¥1,000)もしているから、家族や友達といっしょに来たり、前回の続きを見てください、という人が多いですね。
顔がわかればいいから、一度Zoomでも前世鑑定をしたことがあるけど、しっくりこないのよ。私はアナログな人間だし。
やっぱりこうやって、ママとお話ししながら見てもらうのがいいですよね。
受付は電話予約のみでちょっと尻込みしていましたが、ママはとっても話しやすくて楽しい方。ぜひ気軽にお電話を。
ということで、「船場で一番謎めいたカフェ」の正体は、「前前前世がわかるカフェ」でした!
おまけ。没タイトル
また次回、船場で一番〇〇な場所でお会いしましょう。
【スポット名】カフェ・ローデストン
【電話】06-6252-8665
【住所】大阪市中央区南船場3-7-31
【営業時間】10:00〜最終受付17:00
【定休日】第1月曜
【アクセス】心斎橋駅より徒歩5分
【YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/c/cafeloadestone/featured