女将の丁寧な仕事とトークが冴え渡る「江歩」の鴨汁
2020/11/13
どうもKです。
先日、ムスッコの七五三のお祝いを難波神社にて行って来ました。
撮影はよくお世話になっているY氏に頼んでいたのですが、ムスッコが「鬼滅の刃」好きなのを知っていて、
大人サイズの刀を持って来てくれました。
神社の風景と刀を腰に差した感じがとても合っていて、なんともかっこいい写真が撮影できました。
厳粛な感じは全くなく、文化というものはこうやって推移していくものなのかと感じていました。
とかとかコロナは文化というか、残ってほしくないななんて考えながらランチを探しておりますと、
何を食べさせてくれるのか、全くわからない店を北久宝寺町にて発見。
「江歩(えふ)」さんです。
近づいてみると、「手打ち蕎麦」と書いてありました。たまにはゆっくり蕎麦を食べるのもいいよね。
メニュー等はなにもなく、ドキドキしながら扉を開けてみます。
カウンター6席に、2人用のテーブルが1卓という、こじんまりとした店内です。
女将さんお一人で営んでいるようでして、何となく「蕎麦は男性店主」という先入観があったので反省してます。
先客が2人いらっしゃり、女将といい感じにトークしていたので、「まぁ常連さんが集まる店っぽい造りですもんね」と思っていると、何と2人とも初めての来店のようです。
おしゃべり好きな女将さんです。
メニューはこんな感じで、迷っていると、「オススメは鴨汁です」と女将さん。
そう言われてほかのメニューをチョイスできるほど、私は人間ができていませんので、鴨汁1,300円をオーダー。
そして、「うちは蕎麦が少なめやから、男性はほとんどの人が半斤プラスしてますよ〜」とのこと。
そう言われて半斤いりませんと言えるほど、私は人間ができていませんので、蕎麦半斤400円をオーダー。
さらに、「焼いたお餅を付けるとすごく美味しいですよ。お嫌いじゃなければ」と。
そう言われて以下略。
出された温かいお茶には蕎麦の実が入っていて、飲む際にとても風味豊かです。
カリカリ食感も美味しいなぁなんて感じながら、女将さんとお客さんとの会話を何となしに聞いていますと、
みりんは最上級の有機栽培のものを使ってまろやかに、ネギは九条ネギを使っていて、通常のネギでは辛くなってしまうからだということなど、カウンターのマダムに惜しげもなく教えていました。
オーダーが入ってから蕎麦茹ではもちろん、ネギを切ったり、鴨を焼いたりするので、
提供には10分ほどかかります。
クゥ〜、鴨のいい香りがたまらんぜ、早く食いてぇ、とよだれが垂れそうになっていると来ましたよ!
「お餅はすぐにつけ汁につけてくださいね」とのことで、すぐにつけ汁にイン。
艶のある蕎麦をひとくちすすってみますと、香りはそこまで強くありませんが、コシがあり喉越しがいい感じ。ブツブツ切れることもなく、丁寧な仕事が伺えます!
つけ汁に入っている鴨とネギは、汁に入れる前に炙ってくれるのでアツアツで香ばしい。
鴨も臭みがなく絶品ですが、一緒に煮てはないようですので、汁から鴨の旨味を感じられるような仕上がりではありません。
そしてお餅がこのつけ汁にめちゃくちゃ合います。そりゃおすすめしてくれますわ。
シメの蕎麦湯がこれまた個性的!
そば粉を足して作った、とろとろの蕎麦湯です。
つけ汁は少し辛いかな、という印象だったのですが、葛状になった蕎麦がつけ汁にめちゃくちゃ合います。
初めて食べる味わいで、楽しかったです。
鴨汁1,300円、蕎麦半斤400円、お餅200円、しめて1,900円の贅沢ランチになりました。
女将さん一人でやってはるので、提供は遅めです。
たまにはゆっくり、贅沢に、女将さんとのトークを楽しみながら蕎麦でも、という日にはぜひ行ってみてください。
ごちそうさまでした!
【店名】江歩(えふ)
【電話】06-6268-3480
【住所】大阪市中央区北久宝寺町1-4-5 久宝ビル1F
【営業時間】11:00~16:00
【定休日】土・日曜、祝日
【席数】8席
【アクセス】大阪メトロ堺筋本町駅より徒歩3分